ワッホーインタビュー
[ボッチャ]千葉ボッチャ協会 会長 宮坂昇さんインタビュー
千葉ボッチャ協会会長、宮坂昇さん登場!
日本で最初にボッチャ選手権を開催したり、世界ランキング1位にも立った廣瀬隆喜選手をはじめとする強豪選手を多数輩出したり、全国でも有数のボッチャ県である「千葉」で開催される2010年の全スポ。オープン競技として実施されるボッチャの見どころは? 楽しみ方は? 地元「千葉ボッチャ協会」の会長である宮坂昇さんに教えていただきました。

宮坂昇(みやさかのぼる)さん●千葉ボッチャ協会 会長。地元で開催される「第10回 全国障害者スポーツ大会 ゆめ半島千葉大会」におけるボッチャ競技の実施にあたっては、その主管を務められました。
[ボッチャ]千葉ボッチャ協会 会長 宮坂昇さんインタビュー

重度障がいの選手も、みなアスリートの顔になっています。

[ボッチャ]千葉ボッチャ協会 会長 宮坂昇さんインタビュー

[ボッチャ]千葉ボッチャ協会 会長 宮坂昇さんインタビュー
ワッホー オープン競技ではありますが、全国障害者スポーツ大会で初のボッチャ競技の実施となります。今回初めてボッチャの試合をご覧になる方もいらっしゃると思いますので、まずは、スポーツとしてのボッチャの見どころを教えていただけますか?

宮坂さん 見どころ・・・そうですねえ、どんなに重度の障がいをもった方でも、自己判断でプレーしているところでしょうか。

ワッホー 自己判断?

宮坂さん ええ。どこに投げるか、どんな強さで投げるか、どのタイミングで投げるか・・・など、どんなに重度の障がいをもった方でも、自分で考えて、自分で決めてプレーしなければならないのがボッチャというスポーツです。自分で投げられない方は介助者の手を借りることもできますが、それでもプレーについての判断を行うのは選手自身。日常生活ではどうしても受身になりがちな重度障がいの方たちが、スゴク能動的にプレーしている。そのあたりを、まずは見てほしいですね。
ワッホー 確かに、話すのが不自由な方でも、いろんなアクションで介助者の方に指示を出されていますね。

宮坂さん スポーツ、それも試合ともなると、必ず自分の意思を相手に伝えないといけない。日常生活の中では、伝えるのがたいへんだからとあきらめてしまうこともあるかもしれませんが、それは試合ではあり得ない。自分はどうしたいのか、介助者や審判にしっかりと伝えないといけないし、感謝の気持ちなども表さないといけない。受身ではやれないですね。

ワッホー それで、でしょうか。重度障がいの方でも、選手の皆さんはとても表情豊かです。

宮坂さん みなアスリートの顔になっていますね(笑)。どんなに障がいの重い人でも、負ければ悔しいし、勝てば嬉しい。重度障がいの方がこれだけ感情を出すというのも日常ではあまりないのではないでしょうか。

ワッホー 介助者の方のサポートを受け、ランプ(投球の際使用する道具)を使ってプレーしているBC3の選手でも、表情豊かで観ていて楽しい選手がたくさんいます。昨年開催された東京2009アジアユースパラゲームズのときの松永楓選手(BC3)のプレーは観ていて本当に楽しかったです。投球ごとの一喜一憂で会場を沸かせていましたからね。

宮坂さん 楽しい選手ですよね。世界で戦ううえでは感情を出す、出さないも作戦となりますし、メンタルトレーニングを行っている選手もいるので、試合中は無表情だったり、逆に意識的にガッツポーズを出したりする選手もいますが、それも含めて、アスリートの顔になっている選手たちの表情を、ぜひ見てほしいですね。

弾いたり、飛ばしたり・・・どうやって崩していくか、観てほしい。

[ボッチャ]千葉ボッチャ協会 会長 宮坂昇さんインタビュー
宮坂さん 選手ごとに個性的な投げ方に注目していただくのも楽しいかもしれません。

ワッホー 上から投げる選手もいれば、下から転がす選手もいますし、ランプを使う選手もいれば、足を使う選手もいます。同じ上から投じるにしても、選手によってフォームも違いますし、確かに観ていて楽しいですね。

宮坂さん うまい選手になると、技術レベルも高いですから、そのコントロールや戦略にも注目してほしいですね。

ワッホー ジャックボールにピタリと付けるのを観ると爽快な気分になります。観戦されている方々から歓声もあがりますし。戦略というのは・・・?

宮坂さん 最初の投球でジャックボールの手前にピッタリ付けるのがいいのですが、そうはいかないこともあります。そういうときは、最終的に自分のボールが近ければいいということで、強い選手になると最初の何球かはジャックに近づけずに、相手の投球コースにジャマするようにボールを置いたり。ただ寄せるだけでなく、弾いたり、飛ばしたり・・・選手たちが6球をどう使うか、ですね。

ワッホー 試合を観ていて、ボッチャは頭を使わないとできないスポーツだなあ、と思います(笑)。

宮坂さん ジャックボールのまわりを相手のボールに囲まれてしまったとき、どうやって崩していくかなど、廣瀬選手の試合を観ていただくとおもしろいと思います。

ワッホー 今年世界ランキング1位にも立ったBC2クラスの廣瀬隆喜選手の試合は要チェックですね。今回は他にも注目してほしい選手がたくさん出場されますね?

宮坂さん そうですね。パラリンピック出場経験もある海沼理佐選手(BC2)や、日本選手権のチャンピオンの馬場千栄選手(BC3)、7月の日本選手権を19歳で制した藤井金太朗選手(BC4)なども出場する予定です。

ワッホー スゴイ顔ぶれですね。

宮坂さん 当協会の初代会長を務めた荒井育子選手(BC3)や、感情豊かなプレースタイルの加瀬ひろみ選手(BC3)、14歳の桑野楓夏選手(BC2)など地元千葉の選手も出場予定ですので、応援してほしいですね。

ワッホー 選手のキャラクターも見どころの1つですね。ワッホーとしては、馬場選手のカラフルなランプにも注目したいと思っています(笑)。

宮坂さん 馬場選手のトレードマークですね(笑)。

ワッホー ポインター(ボールを押さえ、リリースする道具)の先をハート型にしているのも個性的ですね。

宮坂さん BC3の選手もたくさん出場しますので、ランプやポインターの違いなども楽しんで観てみてください。

ワッホー 今回はすべて団体戦で行われるとお聞きしましたが?

宮坂さん はい。玄人目線で見るとシングル戦もおもしろいのですが、今回は初めてボッチャをご覧になる方も多いと思うので、より盛り上がりそうな団体戦・・・BC1&2クラスはチーム戦、BC3、4クラスはペア戦を行います。

ワッホー シングル戦の大会で対戦しているライバル同士がチームを組んだり、ペアを組んだり・・・シングル戦とはまた違ったおもしろさがありそうですね。

宮坂さん どうなるか、楽しみですねえ(笑)。
 
 
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