ワッホーインタビュー
[ボッチャ]広州アジアパラリンピック日本代表・木下章選手インタビュー!
コートでは勝負師、コートの外では・・・(笑)
ボッチャ日本代表・木下章選手、登場!
コートの外では、気さくでおもろい“ナニワのおじさん”(実は1歳のお孫さんのおじいちゃん)。でも、コートに入ると、日本トップクラスのボッチャプレーヤー! 弾くの大好き、スピーディーで小気味のいいそのプレーは爽快感いっぱい。野球で例えるなら思い切りのいいスイングが魅力のホームランバッター!? スカッとするボッチャを見たいなら、この選手の試合を観よ──というわけで、広州アジアパラリンピックに日本代表として出場される木下章選手に、いろいろお話を聞かせていただきました。終始大阪ノリの、(笑)マーク多めのインタビュー。お楽しみください。
※取材にご協力いただいた木下選手、奥様はじめ木下選手のご家族の皆さん、ありがとうございました。
 
木下章(きのしたあきら)選手●日本のBC4クラスを代表するボッチャプレーヤーの一人。第11回日本ボッチャ選手権大会(2009年)BC4クラスチャンピオン。大阪南野一家所属。東大阪市在住。
[ボッチャ]広州アジアパラリンピック日本代表・木下章選手インタビュー!

ぜひ優勝インタビューしてください(笑)。

ワッホー 12月12日(日)に開幕する広州アジアパラリンピックに日本代表として出場されますが、ズバリ、目標は?

木下選手 優勝です!

ワッホー 心強いですね。

木下選手 どんな大会でも、出る限りは優勝を狙っていきます。負けることは考えていないです。勝つ気で行かなきゃ楽しくないですからね。

ワッホー 確かに。

木下選手 大会後に、ぜひまたインタビューしてください、優勝インタビューということで(笑)。

ワッホー ぜひ!

木下選手 ダメだったときのコメントも今から考えておきますので(笑)。金メダルインタビューの方が固いと思いますが(笑)、そうじゃなかったときの話も楽しみにしておいてください。

ワッホー ぜひ、金メダル獲得インタビューをさせていただきたいですが、そうじゃなかったときのお話もちょっと楽しみです(笑)。

木下選手 どちらにしても、結果を楽しみにしておいてください(笑)。

テレビカメラの方へ向って行ったりするかもしれません(笑)。

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ワッホー アジア各地から5,000名、日本からも350名以上が参加する大舞台ですが、プレッシャーはいかがですか?

木下選手 今のところはまったく(笑)。でも、現地に入ったら「人いっぱいおるなあ」となるかもしれません(笑)。南野先生(※1)からは「今、テレビでやっているアジア大会あるやろ? あれと同じ舞台でやるパラリンピックやぞ」と言われています。
(取材させていただいたのは、広州アジア大会の開催期間中でした)

ワッホー それは・・・木下さんにプレッシャーをかけようとされているのでしょうか?(笑)

木下選手 そうだと思います(笑)。
 
ワッホー (笑)。でも、開会式、閉会式もスゴク盛大に開催されると思いますし、入場行進なんかは感動するでしょうね。

木下選手 おそらく南野先生が車いすを押してくださると思うのですが、日本選手団の列から外れて、テレビカメラの方へ向って行ったりするかもしれません(笑)。

ワッホー カメラの前で一発芸・・・とかですか?(笑)

木下選手 はい(笑)。南野先生ならやりかねません(笑)。

ワッホー 関西代表(笑)・・・いや日本代表として、恥ずかしくない範囲でお願いします(笑)。・・・でも、ワッホー的にはちょっと期待したい気持ちもありますので、注意を受けない程度に、ぜひなにか(笑)。

木下選手 はい(笑)。これまた楽しみにしておいてください。

狙ったところにピンポイントで落としてくる。ビックリしますよ。

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手前を塞がれても上からピンポイントに!
ワッホー 木下さんご自身としては初の国際試合ですね? 手ごたえはいかがですか?

木下選手 頑張ります(笑)。国内の試合よりも厳しい戦いになると思うので、できる限りの準備をしていきたいと思います。

ワッホー 大会へ向けての秘密兵器などありますか?

木下選手 秘密兵器だけに秘密にしておきたいのですが(笑)・・・浮き球です。

ワッホー 浮き球?

木下選手 はい。フワッと浮かせてストンと落とす、転がりの少ない止まるボールです。
 
ワッホー 高田選手(※2)も使いはじめていますね?

木下選手 1年前くらいからですか。海外の大会を経験して、「今のままではダメだ」と思って取り入れたみたいです。

ワッホー 世界を意識してのことですね。

木下選手 日本では、ボールがオーバーしないように手前手前から攻めていくのがセオリーですが、海外の選手は狙ったところにピンポイントに落としてくる。ビックリしますよ。

ワッホー コントロールが難しそうですが、狙い通りに投げられたら、スゴイ武器になりますね。
 
木下選手 はい。自分はロング(長い距離)は得意なのですが、ショート(短い距離)は苦手。いつもの投球だと、抜けてしまいやすい。浮き球は近いエリアで戦うときにとてもいいですね。身につけておいて損はないと思い、練習しています。

ワッホー スカッと弾く小気味のよい木下さんの投球に浮き球が加わると、怖いものなしですね。

パッと負けて「ディズニーランドへ行こう」でした(笑)。

ワッホー 木下さんがボッチャをはじめられたキッカケはなんだったのでしょう?

木下選手 もともとはリハビリのためでした。南野先生に紹介されて。

ワッホー 最初から本格的にやられていたのですか?

木下選手 いえ・・・最初は文字通りリハビリ程度でした。本格的にやり出したのは、大阪の大会で、見るからに力のなさそうな選手が、ロング(遠い距離)にあるボールを勢いよく弾き飛ばしたのを見て「スゴイなあ! あんなフニャフニャした選手(笑)が弾くんや。自分もやってみたい」と思ってからですね。で、はじめて半年くらいの頃ですかね、南野先生に「こんなんあるけど出てみる?」と、全国大会(日本選手権)のお誘いを受けて。

ワッホー はじめて半年で日本選手権出場ですか? スゴイですね。
 
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木下選手 いえ、実は全国大会は様子を見に行くくらいの気持ちで・・・全国大会の会場が千葉だったので、パッと負けて「ディズニーランドに遊びに行こう」ということだったんですよ(笑)。

ワッホー あ、なるほど・・・全国大会出場を口実にディズニーランドに行こう、と(笑)。メインはディズニーランドの方だったのですね?(笑)

木下選手 はい(笑)。
 
ワッホー 不純な動機ですねえ(笑)。結果はいかがだったのですか?

木下選手 それが・・・決勝トーナメントまで残ってしまって。

ワッホー ス、スゴイですね!

木下選手 一緒に行ったみんなに責められました(笑)。

ワッホー 責められた?

木下選手 パッと終わってディズニーランドに行くはずが、自分が勝ち残ってしまって行けなくなってしまったので(笑)。

ワッホー なるほど、メインはそちらでした(笑)。

木下選手 しかも、予選リーグは全勝だったのに、決勝トーナメントでは準決勝も3位決定戦も負けてしまってメダルを獲れなかったので、「こんだけ待たせて手ブラかよ!」と(笑)。

ワッホー それは責めたくもなりますね(笑)。・・・でも、日本選手権初出場で4位。スゴイですね。

木下選手 南野先生には「運だけで決勝に出たな」と言われました(笑)。ルールもまだよくわかっていなかった頃でしたから。予選で対戦した選手と決勝でまた対戦することもあるじゃないですか。「なんで1回当たった人ともう一回戦わなあかんの?」と思ってたくらいですからね(笑)。

ワッホー よく予選リーグを勝ち残れましたね(笑)。

木下選手 ペナルティもよく取られました。なんでペナルティ取られたかもわかっていなかったですけど(笑)。ペナルティ取られた回数は自分が一番多いんじゃないですかね(笑)。

ワッホー 悪い選手ですねえ(笑)。

帰りの新幹線の中で、もう来年の話をしていました。

木下選手 ボッチャをはじめて半年で、初出場の全国大会で4位に入ったんだから、今思うと上出来なんですが、当時はスゴク悔しかった。決勝トーナメントに残りながら、その後勝てなかったというのもあって。帰りの新幹線の中で、もう来年の話をしていました。「次やったら勝てるんちゃう?」と(笑)。

ワッホー 怖いものなしですね(笑)。

木下選手 南野一家(※3)は、そんな感じのメンバーばかりです(笑)。南野先生もあきれていましたね(笑)。

ワッホー お調子者の集りですね・・・あ、スミマセン(笑)。

木下選手 いや、その通りです(笑)。自分が一番と思っているようなメンバーばかりです。勝てば、どんどん調子に乗っていくし、負けても絶対自分のせいにはしません(笑)。 「今日は寒かったから負けた」とか「寝不足だったから負けた」とか(笑)。

ワッホー 寝不足は自分のせいじゃないですか!(笑)
 
[ボッチャ]広州アジアパラリンピック日本代表・木下章選手インタビュー!
「撮影? じゃあ、サメと一緒に撮りますか?(笑)」(木下さんの奥様)
木下選手 試合前から、試合後の言い訳を考えています(笑)。

ワッホー おもしろいですよね、南野一家の皆さんは。

木下選手 いつも漫才みたいなやり取りをしています(笑)。

ワッホー でも、実際調子に乗りましたよね?

木下選手 そう・・・ですね(笑)。翌年、初出場のJAPAN CUPで3位に入って・・・
 
ワッホー 上位選手ばかりの大会でスゴイです。

木下選手 2回目の全国大会でも3位になって・・・

ワッホー 見事初出場のときのリベンジを果たされました(笑)。

木下選手 2回目のJAPAN CUPでも3位になって・・・

ワッホー 上位の常連になってきましたね。そして、優勝?

木下選手 いえいえ、そう甘いものではありませんでした(笑)。2008年の全国大会でベスト4に入れず(5位)、翌年(2009年)のJAPAN CUPには出られなかった・・・親として最大のピンチでした。

ワッホー え? 親として?

木下選手 はい。娘がダンスの大会に出ていて優勝したんですよ。「一緒に金メダルを獲ろう(優勝しよう)」と約束していたので「こらあかん」と思いました(笑)。

ワッホー 大ピンチでした(笑)。

木下選手 翌年の全国大会(日本選手権)で優勝できてよかったです。

ワッホー 2009年ですね。お見事でした! 娘さんともども金メダル獲得ですね。

木下選手 はい(笑)。
 
 
 
 
 
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