ワッホーインタビュー
車いすカーリング・比田井隆選手 車いすカーリング・比田井隆選手 車いすカーリング・比田井隆選手 車いすカーリング・比田井隆選手 車いすカーリング・比田井隆選手 車いすカーリング・比田井隆選手

合う、合わないではなく、合わせないといけない。

ワッホー 試合会場ごと氷のコンディションは違うと思いますが、合う氷、合わない氷というのはありますか?

比田井選手 実際にはありますが(笑)、合う、合わないではなく、合わせないといけないですね。氷のコンディションは試合中にも変わってきます。1試合8エンド、68分の間、投げる選手も指示を出す選手(スキップ)も常に氷のコンディションを読みながらプレーしています。

ワッホー なるほど。では、読みやすい、読みにくい会場というのはありますか?

比田井選手 ありますね。アイスホッケー場など他の競技用の会場は読みにくいです。カーリング専用の会場の場合は氷の温度が常にー3℃に保たれているのですが、他の競技の会場の場合はそうではないのでコンディションの変化が激しい・・・読みにくいですね。

ワッホー 解けたり固まったりする氷が相手なだけに読み切るのはなかなか難しそうですね。

比田井選手 前半の3エンド、4エンドくらいまではわからないです。勝負はコンディションをつかんできた後半です。

ワッホー 前半は手探り状態というわけですね。

比田井選手 そうです。ですから、前半相手にリードされていても心配は不要です。後半逆転の可能性は十分にあります。

ワッホー 氷のコンディションに合わせて、投げ方を変えたりするのですか?

比田井選手 変えます。氷が重い(滑りにくい)と投げた石が曲がりやすく、軽い(滑りやすい)と曲がりにくい。スキップと相談して、どのくらい曲がるのか、どのくらいのスピードで投げればいいのか、常に読みながら投げています。

ワッホー 氷のコンディションによって、投げるスピードも変えるのですか?

比田井選手 今日のコンディションだと、シート(カーリングのコート)の手前と奥に引かれている2本の赤いラインの間を13秒強で通過させられれば石をハウスの中に止めることができますが、12秒台になってしまうとハウスを通り過ぎてしまいます。

ワッホー なるほど! 練習のとき、コーチの方がストップウォッチで計っていたのは赤いライン間の通過時間だったんですね?

比田井選手 そうです。

ワッホー 何を計っているんだろう?・・・と思っていました(笑)。

比田井選手 コースによっては投げ分けも必要です。シートの真ん中は、多くの選手が投げているコースなので滑りやすい(速い)。でも、シートの左右はあまり投げられていないから重い(遅い)。大きく曲げたりするときなど、シートの左右へ投げるときは、少し速いスピード・・・今日なら12秒で投げないと手前で曲がり過ぎたり、目標まで届かなかったりしてしまいます。

ワッホー 微妙な力加減が求められますね。

比田井選手 実際には12秒と13秒の差なんて出せないんですけどね(笑)。

ワッホー いやいや、どのコースに投げても、ハウスに止まっていました。

比田井選手 今日の練習は今ひとつでした。お粗末様でした(笑)。でも、狙い通りのところに行かなくても、ハウスの中に石を置くこと。それが大事ですね。ハウスを外してしまうと無駄な1投になってしまいますが、ハウスの中に置いておけば、相手のジャマをしたり、作戦に使えたりしますからね。
 
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